公共工事 積算 ナレッジ

開札とは?
当日は何が行われる?落札決定までの流れを、やさしく解説

電子入札で入札書を提出すると、「あとは結果を待つだけ」と思われがちです。しかし提出後には、開札や資格審査など、落札者を決定するための重要な手続きが行われます。本記事では、開札当日の流れと、落札決定までのプロセスを分かりやすくご紹介します。

📓 note

この記事は、note「みつもりくん」の連載 「【3分でわかる建設入札】」 をもとにした解説です。
元記事:開札とは?当日は何が行われる?落札決定までの流れを解説(3分でわかる建設入札)

1. 開札とは?

開札とは、提出された入札書を開き、入札価格などを確認する手続きのことです。

電子入札では、システム上で設定された日時に開札が行われます。ここで各社の入札価格が確認され、落札候補者の選定が進められます。

▌ ポイント

開札=その場で落札決定ではないケースも少なくありません。開札のあとに審査や調査を経て、正式な落札者が決まることがあります。

2. 開札当日は何が行われる?(4つの流れ)

一般的な公共工事では、次のような流れで進みます。

STEP1

入札書の確認

提出期限までに受け付けられた入札書を確認します。期限を過ぎた入札は、原則として受け付けられません。

STEP2

入札価格の確認

各社が提示した入札価格を確認します。案件によっては、最低制限価格や調査基準価格との比較も行われます。価格だけでなく、制度に応じた条件を満たしているかも確認されます。

STEP3

落札候補者の選定

価格競争方式であれば、条件を満たした最も低い価格の入札者が落札候補者となります。一方、総合評価方式では、価格に加えて技術評価なども踏まえて落札候補者が選定されます。

STEP4

資格審査・調査(必要な場合)

案件によっては、入札参加資格の確認、配置予定技術者の確認、提出書類の確認、低入札価格調査などが行われます。これらの審査を経て、正式な落札者が決定されます。

▌ あわせて読みたい(詳しい解説)

開札の前後に行われる資格確認のタイミングは、案件によって異なります。詳しくは「事前審査と事後審査の違い|資格確認のタイミングと準備への影響」で解説しています。入札書の提出までの流れは「電子入札の流れ|準備から開札までの5つの基本ステップ」をご覧ください。

3. 開札後に気を付けたいこと

開札後は、発注者から追加資料の提出を求められることがあります。また、資格審査の結果によっては、落札候補者が変更されるケースもあります。

そのため、開札後も電子入札システムや発注機関からの連絡をこまめに確認し、迅速に対応できるよう準備しておくことが大切です。

4. 現場のリアル

経験豊富な入札担当者ほど、「開札日=結果発表の日」とは考えていません。開札後に必要となる対応まで見据えて準備しているため、追加資料の提出依頼にも慌てることなく対応できます。

落札決定まで気を抜かないことが、スムーズな契約手続きにつながります。

5. まとめ

開札では、提出された入札書を確認し、落札候補者の選定が行われます。

▌ 開札の基本的な流れ

  • 入札書の確認
  • 入札価格の確認
  • 落札候補者の選定
  • 必要に応じて資格審査・調査

開札は、入札のゴールではなく、正式な落札決定へ向けた重要なプロセスです。この流れを理解しておくことで、開札後も落ち着いて対応できるようになるでしょう。

落札が決まったあとの手続きは「落札したら何をする?契約までに確認したい5つのポイント」で解説しています。

みつもりくんie2 でできること

開札後の追加資料や確認依頼に落ち着いて対応するには、積算の根拠がすぐに取り出せる状態にしておくことが大切です。公共工事 積算ソフト「みつもりくんie2」が、設計書の取込から内訳書作成までを効率化します。

内訳書作成を効率化

設計書の取込から内訳書作成までを効率化。入札に向けた積算の準備時間を短縮します。

内訳を体系的に管理

内訳を体系的に管理でき、拾い漏れ・二重計上の確認や、提出後の見直しの負担を軽減します。

1ライセンスで全工種の営繕積算

1ライセンスで建築・電気・機械設備すべての営繕積算に対応します。

1990年の初版「みつもりくんシリーズ」以来、35年以上にわたり公共工事の積算現場の声を反映してきた製品です。詳細はトップページの無料ウェビナーで、実際の操作画面とともにご確認いただけます。

FAQ|よくあるご質問

Q1. 開札とは何ですか?
提出された入札書を開き、入札価格などを確認する手続きです。電子入札では、システム上で設定された日時に開札が行われ、各社の入札価格が確認されて落札候補者の選定が進められます。
Q2. 開札の日に落札者が決まりますか?
開札=その場で落札決定ではないケースも少なくありません。案件によっては、開札後に入札参加資格や配置予定技術者、提出書類の確認、低入札価格調査などが行われ、それらの審査を経て正式な落札者が決定されます。
Q3. 落札候補者はどのように選ばれますか?
価格競争方式であれば、条件を満たした最も低い価格の入札者が落札候補者となります。総合評価方式では、価格に加えて技術評価なども踏まえて落札候補者が選定されます。
Q4. 開札後に気を付けることは?
発注者から追加資料の提出を求められることがあり、資格審査の結果によっては落札候補者が変更されるケースもあります。開札後も電子入札システムや発注機関からの連絡をこまめに確認し、迅速に対応できるよう準備しておくことが大切です。

次のステップ

積算・入札の実務を、
「勘」から「仕組み」へ

公共工事の積算基準・単価は毎年見直されます。最新の基準を反映し、積算精度を安定させる仕組みづくりに、公共工事 積算ソフト「みつもりくんie2」をご活用ください。

📓

執筆

みつもりくん|コンプケア note編集部

ものづくりのまち・新潟県燕三条で、建設・設備工事向けの積算ソフト「みつもりくんie2」を開発する 株式会社コンプケアのnote編集部アカウントです。建設業界の入札・積算に関する豆知識を、現場担当者の目線で発信しています。連載「【3分でわかる建設入札】」を毎週更新中。

注意事項

掲載内容の注意事項

本ページの内容について、以下の点をあらかじめご了承ください。

基準・制度の最新性
積算基準・単価・入札制度は、国や自治体により毎年見直される場合があります。実際の応札・積算にあたっては、必ず発注公告・自治体の公開資料で最新の内容をご確認ください。
制度運用の差異
開札の方法や、開札後の審査・調査の有無と手順は、発注機関や案件によって異なります。本ページは一般的な流れの解説であり、特定の結果を保証するものではありません。
法令の変更
掲載内容は作成時点の情報に基づきます。法改正や制度改定により内容が変わる場合があるため、適宜最新情報の確認をお願いいたします。